カシミール3D地形図とコンパスの使い方 地形図とシルバコンパスと高度計で歩く 最近携帯GPSやスマートフォンのGPSアプリを使われる方が増えていますが、広い範囲が見える地形図と シルバコンパスと高度計を併用し進む方向とポイントまでの所要時間を予想しながら歩かれることをお勧めします。 カシミール3DとスマートフォンアプリGeographicaの使い方もご覧ください。 西村文男 |
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登山には道迷いなどの事故防止に地形図・コンパス・高度計は必ず持っていくようにしています。 ① カシミール3Dの設定 ② カシミール3Dによるルートの作成 ③ カシミール3Dによる持参用の地形図の印刷 ④ 目標までの距離と所要時間の確認 (地形図に10秒毎に線を引くと目標までの距離と所要時間が分かります。) ⑤ 目標の方向の確認 ⑥ 現在地の確認 ⑦ スマートフォンGeographicaアプリでの確認 ⑧ 見える山の確認 |
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国土地理院地形図の設定 カシミール3Dのホームページよりカシミール3Dソフトをダウンロード(無料) カシミール3Dのホームページよりスーパー地形の申し込み(年額1,680円 2022年12月現在)により高度データーの入った国土地理院の地形図が利用出来ます |
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① カシミール3Dの設定 *地図の色は白地図の方が見やすい →石膏の色分けを選び→編集をクリック |
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海以外の色をクリック 白色に変更する |
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カシミールで10秒毎に緯度経度(補助線)及び磁北線を入れる ポイントまでの距離、所要時間を予測する為 経度40秒が1kmです(日本の場合) 緯度40秒は約1.2kmです <カシミール3Dのメジャーツールで測れば分かります> 市販の国土地理院の25,000分の1 地形図では4cmが1kmです 4cm×25,000=1km →緯度経度→表示する 間隔1分→ 緯度経度(補助線)→表示する 間隔10秒 磁北線→表示する |
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② カシミール3Dによるルートの作成 ジャンプ→山名等で検索し目的の山を表示する カシミールの地図で出発点にマウスを置き右クリック→新規作成→登山路作成(ルート)→マウスで細かくルートをクリックして描く ウェイポイントはshift+クリック ペンタブレットで描くと細かく早く描ける |
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③ カシミール3Dによる山行持参用の地形図の印刷 地図をA4紙に印刷する 「印刷範囲指定」 編集→印刷範囲を表示する→マウスで印刷範囲を囲む 「印刷」 ファイル→印刷→印刷範囲の指定→大きさを設定して印刷→プリンタ―設定→印刷の向き→紙の縦・横を選ぶ 縮尺の決定→倍率を選ぶか、カスタムで任意の倍率を入れる 次へ→緯度経度線と磁北線を入れるか選ぶ→次へ→ 緯度経度を印刷する、数値を印刷(度分秒 緯度経度補助線を印刷する 磁北線を印刷する) 印刷開始 |
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④ 目標の方向の設定確認 コンパスの設定 ①現在地B点と目標地C点にコンパスの長辺をあてる(体の方向はどちらを向いていても良い)。 コンパスのリングを廻しリング内の⇒矢印を地形図の磁北線と平行に合わす。 目標までの距離を判断する 緯度経度補助線の経度40秒が1km(直線距離) <日本の場合> 緯度40秒は約1.2km 実際の道は曲がりくねっているので経度30秒を1kmとして 指で経度30秒をとり現在地からの距離と所要時間を判断 何分後に目的や曲がり角に着くか予想しながら歩く |
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⑤ 目標の方向の確認 ルート上の歩く方向の確認 コンパス全体を廻してリング内の⇒矢印と磁石の針の北とを重ねる。 コンパスの先端の矢印の方向が目標の方向となる。 目標まで何回でも方向を確認できます。 方向が変わりやすいピークや分岐ではコンパスで方向を確認、目標が変わる時は再セット。 |
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⑥ 高度計による現在地の確認 GPSや地図アプリ無しで歩く練習 地形図にはルートに前もって100m毎に高度を入れ、又、登山口やポイントや分岐の高度を記入しておく 地形図を一目見て高度が分かるように ●高度計での確認 高度計か腕時計型高度計で高度を確認しルート上の現在地を判断する ●高度計使用のポイント 高度計は気圧の変化で狂いやすいので 登山口や山頂等高度の分かるポイントでは再度高度を合わす ●時々高度計を見て分岐などの高度が近づいたらテープ等に注意し分岐点を判断する ●展望がある場所では見える尾根や谷の形と地形図を比べ現在地を確認する |
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⑦スマートフォンGeographicaアプリでの確認 高度計で現在地を判断後、Geographicaで確認するのは可 印刷した地形図での現在地の確認 上部に表示されている緯度経度を見て10秒毎に 緯度経度補助線を入れた地形図で確定する 現在地は緯度34度59分41秒19 40秒の線から約 1/10上 経度135度47分55秒53 50秒の線から約 6/10右 |
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⑧ 見える山の確認 山にコンパスの先端の矢印を向ける コンパスのリングを回してリング内の⇒矢印と磁石の針の北とを重ねる。 地形図の現在地にコンパスを置いてコンパスを現在地を中心に回しリング内の⇒矢印を磁北線と並行にする。 地形図でコンパスの先端の矢印の方向の山が見えている山となる。 |