集合：大和八木駅8:00（バス）ひよしのさとマルシェ8:55～9:10―杉谷・高見山登山口9:20～25―古市跡10:00～05―小峠10:45～55―高見峠（大峠）11:35（昼食）12:10―ベンチのある広場12:30～40―高見山13:20～30―杉谷平野分岐14:25～35―避難小屋・高見杉15:10～20―たかすみ温泉16:10～17:05（バス）大和八木駅18:15（解散）

◆その昔、紀州・大和・伊勢の人々が米・塩・魚の交易で通い、紀州の殿様も参勤交代に使ったと伝わる旧伊勢南街道を杉谷登山口から小峠を越えて大峠まで辿った。気温は低いが、風も積雪もほとんどなく、春の兆しを思わせる穏やかな道中であった。大峠からは急登が始まる。少し高度を稼ぐとベンチのある広場に出る。振り返ると、11月に登った雲ヶ瀬山や赤ゾレ山など、台高山脈の雄姿が見える。急坂を登りきると突然雪景色に変わり、「エビの尻尾」が出迎えてくれた。高見山の頂上である。避難小屋でアイゼンを付け、記念撮影をした後、凍りついた尾根を慎重に降り、たかすみ温泉に向かった。土日賑わう温泉も平日はほぼ貸切であった。厳冬の高見山は時にやさしく登山客を迎え入れてくれる。

参加者　◎小野和良、〇日高良一、〇中野和夫（計23名）