■2014年11月25日(火)~28日(金)   第579回例会

香港  ハイジャンクピーク(香港ハイキング4日間)

【25日】 
集合:関西国際空港8:0010:00(空路)香港国際空港12:55(現地時間)~14:10(専用車~以下車)山頂駅広場 15:3045―夏力道16:2535―登り口16:52―ビクトリア・ピーク山頂公園17:1020―山頂駅広場17:30(車)リーガル・カオルーン・ホテル(泊)
香港といえば、高層ビルの林立する超近代都市をイメージするが、地図をみると山の記号も意外に多い。ほとんどが標高300500m程度だが、なかには900mを超える山もある。イギリス統治領時代に香港の全面積の約4割が、カントリーパーク等の国立公園に指定されているので、自然保護も徹底しており、ハイキング道も整備されている。長いのは100kmにも及ぶロング・トレイルが四つあり、今日はそのひとつ「香港トレイル」の一部を歩いた。標高400m程の山頂駅広場まで専用車で登り、広場を出た所に「香港トレイル」スタート地点の標識がある。ビクトリア・ピークの山裾をなだらかな登り下りでほぼ一周し、最後急な石段(数えながら登ったが321段あった)を登ると山頂の公園に着いた。周囲の景観を満喫して下山。専用車でホテルに戻った。夕食は上海料理

【26日】  曇時々晴
ホテル8:00(車)五塊田8:30―ハイジャンク・ピーク(344m10:1727―下山口11:28(車)海辺の食堂11:48(昼食)12:35(車)土地湾13:20―シェクオウ・ピーク(284m14:00―大潭峡下山口15:1420(車)ホテル(泊)
香港にも槍ヶ岳のような山があった。通称とんがり山。スケールは段違いだが、槍ヶ岳のように鋭く尖がり、少し傾いでいる。午前はこの山(ハイジャンク・ピーク)に登り、午後はドラゴンズバック(龍の背中)という名のついた絶景の稜線を縦走した。右にも左にも紺碧の海を見下ろしながら、香港の山ならではの稜線歩きは快適だった。夕食は満足の広東料理。食後、高層ビル群がライトアップされる音と光のレーザーショー ”シンフォニー・オブ・ライツを鑑賞した

【27日】  曇時々晴
ホテル6:00(車)満宜水湖(貯水池)6:45―ジオパーク・六角柱状節理見学6:507:30―稜線を降りて海辺の休憩地8:2030―マクリホース・トレイル上の東家8:559:05―西湾山三角点(314m9:4510:00―西湾亭11:45(車)西貢・海鮮街12:30(昼食)13;40(車)ホテル(泊)
専用車を降りると右にも左にも海がある、と思ったのは間違いで、実は左の方は満宜水庫という大きな貯水池だった。岩質の山が多く貯水能力の乏しい香港の水不足を解消するために、二つの半島の岬と岬の間をダムで塞き止めて作ったものだそうだ。このダム建設の際に発掘されたのが、世界的にも希な流紋岩の六角柱状節理群、ユネスコのジオパーク(世界自然遺産?)にも認定されている。下に遊歩道があり、ぐるっと歩いてみた。五角だか六角だか分からないが、高さ30mほどの巨大な柱状節理が林立する絶壁が続き、なかには地殻変動のためか曲がりくねったものもある。めったに見ることのできない奇観だ。ここから香港四大トレイルの中でも一番人気の「マクリホース・トレイル」に入り、美しい海岸線を眺めながら稜線を歩いたり、時には砂浜に降りたり、階段を登り下りしたり、なかなか変化に富んだトレイル歩きだった。下山後、専用車で海鮮街に向かい、昼食はシャコやエビやサワラなどボリュームたっぷりの海鮮料理。ホテルに戻ったが時間があったので買い物に出掛けた。夕食は待望の北京料理、北京ダックがおいしかった

【28日】 
ホテル6:48(車)香港島船着場7:1020(船)ラマ島・ソックーワン港7:558:10―火力発電所近くの展望所9;0215―ユンシューワン港船着場10:0830(船)香港島船着場11:00(車)香港国際空港11:5012:10(昼食)12:50(空港で搭乗手続き等)16:35(空路)関西国際空港20:40(解散)
香港島からラマ島へ渡り、2時間弱の島縦断ハイキング。ラマ島は南Y島と書くが、Yはアルファベットでなく、正式の中国漢字だそうだ。面積13平方キロほどの小さな島で高層ビルはなく、大きな建物といえば日本の技術協力でできた立派な火力発電所があるくらい。たわわに実るバナナの木が随所に見られる南国情緒たっぷりの、のどかな小島だった。荷物は全部専用車に積み込んであるので、船と専用車で直接空港に向かう。飲茶料理で昼食を摂りこれで香港ハイキングは無事終了。香港ならではの雰囲気が味わえたトレイル・ウォークと多彩な料理に満足の4日間だった

(L)秦 康夫

(参加者)(計8名)